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心象風景の窓から

〜広大な言論の世界に、ちょっとの添え物を〜

悲劇的リアリズムを生きる 〜IS(Islamic state)と若者〜 No.2

悲劇は日々繰り返される。そのなる世界の内側で、まるで首を締め付けられるような苦しみに、のたうち回る彼らの呻き声が、このすぐ傍にまで滲み出している。しかしこの悲劇を視まいとする群衆のめくれが、その救いを求める彼らの手を払いけるのだ。群衆は、…

正義が悪を欲する世界 〜IS(Islamic state)と若者〜 No.1

かつて2001年9月11日に、同時多発テロがアメリカで起きた。その際、当時のアメリカ大統領が、この報復処置としてアフガニスタンへの侵攻を開始した。そしてその翌年、当時のアメリカ大統領が一般教書演説にて、当時のイラン・イスラム共和国、イラク(バアス…

「LOVE & PEACE」は戦争から世界を救うか? Part2

そういう意味では、日々主張される「LOVE & PEACE」もまた、それ単体だけでは、世界の未来を生み出す訳でも、また結果的に歴史が創造される訳でもない。なら、の歴史というのは、何らかの絶対的な真実だけが唯一存在し、かつ、それを絶対軸にして一方的に紡…

「LOVE & PEACE」は戦争から世界を救うか? Part1

日露戦争、そして二度の世界大戦を経て、大日本帝國は1945年の8月15日に敗戦を迎えた。サンフランシスコ条約の講和のその後、大日本帝國はGHQによって実質的に解体され、そして新たに平和立国をする日本国として、再建されるに至った。世界大戦の敗戦、それ…

エゴイズムの時代のサイエンス 【神は死んだ】のこれから 〜【私的】社会構造とサイエンス〜 No.3

しかしその際に現れる、それなりの弊害も、また危惧されるべきであると思う。それは、「私的な」という観点から広範な社会的現象を「語る」事に際しての自身のスタンスと、その振る舞いである。そこには、自ずと錯綜した視点と、それに絡んだ自分のスタンス…

サイエンスの解体とアイデンティティの行方 〜【私的】社会構造とサイエンス〜 No.2

これまでサイエンスは、「主観」とされるものを極力排除してきた。その傾向をより強めたのは、16〜19世紀の期間だとされている。この頃のサイエンスは、観察器具による現象の観察と、幾度の実験による検証という手法を確立した時期である。これら観察器具と…

フィロソフィー【知】と【人】そして愛の関係 〜【私的】社会構造とサイエンス〜 No.1

真実的なものが、形而上的であるという意義は、自分とは「決して知り得ないと存在」とする事にその本義がある。「決して知り得ない」それは、いわゆるサイエンスを志す者が身に付けるべき作法であると言えるだろう。また「決して知り得ない」とは、それは「…

「皮膚」を脱ぐ為の表現行為 No.4

現在、世界中のあちらこちらで、様々な表現を目の当たりにできます。しかし、人によっては、差し向けられる表現に嫌悪感を抱くものもあるでしょう。なんなんだこれは、と。しかし実は、その嫌悪感の根源こそ、それはその人にとって、より生々しく肉感のジク…

日本の誇りとしての漢字熟語 〜英語公用語化は、なぜ問題なのか?No.2

施光恒・九大大学院准教授「英語押しつけで日本人は愚民化」-日刊ゲンダイ デジタル- http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/162236?pc=true 巷の本屋さんには、外国の学術書が所狭しと並んで居ますね。これは、日本の翻訳のレベルの高さを意味し…

グローバリズムを生き残る 〜英語公用語化は、なぜ問題なのか? No.1

昨今、大学や企業、そしてアカデミックな研究施設での英語公用語化の流れが起きつつある。グローバリゼーションの流行が世界のあらゆる機関に浸透して行く中で、日本国の内部にも徐々にではあるが、影響しつつある。 今でも電車に乗ると、英語教材を片手に、…

介護保険制度の限界を考えてみる 〜社会福祉、および社会主義の終焉〜

http://linkis.com/RtiPh 安倍政権もくろむ「要介護1,2外し」で介護破産に現実味 【日刊ゲンダイ】 2016年3月5日 今はこういう取り組みがある一方で、定年退職したお年寄りが担ってる、もっとアバウトな仕組みのより安い家事代行サービスもあるんだよね。ま…

選挙の投票率は高ければ良いのか? 〜ノンポリシーの票が政治を空虚にする〜

今回も、あっさりと自民党が圧勝しましたね。これは大抵の人たちにとっては、大方予測済みだった筈です。そしてここで、みやすけは感じた事がありました。これは過去の選挙でも、また、特に今回の選挙の結果を受けてもそうだと確信出来ることがあります。そ…

現行憲法の国民に対する義務を問う 〜体罰は是か非か?〜 No.2

では、この問題をもっと大きなフィールドに拡張した場合では、どのように解釈できるでしょうか? 現在、日本国憲法には、国民の三大義務の一つで「教育を受けさせる義務」という文言が明記されていますね。そもそも事の発端となった学校制度は、明治に発布さ…

そもそもの学校の意義とはなんだろう 〜体罰は是か非か?〜 No.1

youtu.be 卒園時、各校区に振り割される時も、また入学式の時も、とうの子どもは訳も分からないままに、学校制度に馴染むための工程を進んで行きます。かつてのみやすけ自身もそうだったように、大人からは学校に行きたいか、行きたくないかの明瞭な説明も、…

芸術と政治の関係について 〜フジロックSEALDs出演の批判によせて〜

そもそも音楽は政治的なものと密接なんだから、批判するのはおかしいとか、はたまた単なるSEALDs嫌いでしょ? とか色々まとめてる人がいるようですね。で、この議論の一連の流れを追って見ていますと、そうえいばかつて、プロレタリア文学と言われた小…

大学の英語公用語化は、なぜ問題なのか?

本稿は、大幅な改訂をしたため、以下のアドレスにお引越ししました。よろしくお願いします。 グローバリズムを生き残る 〜英語公用語化は、なぜ問題なのか? No.1 http://miyasuke.hatenablog.com/entry/2016/10/15/075332 日本の誇りとしての漢字熟語 〜英…

「皮膚」を脱ぐ為の表現行為 No.3

ここを一つのポイントに、これから先を詳述してみましょう。社会的に対人関係が拡張した際に、その人の持つべくTPOやペルソナの必然性が増していきます。また、その規模に比例して、ストックすべき種類も多くなっていきます。つまり、まとうべく衣服がそれに…

「皮膚」を脱ぐ為の表現行為 No.2

一方、この世間には自分を「表現している」人たちがいます。表現者たちは、自分をどんどんとさらけ出しています。では、ここでいう所の表現とは、一体何の言い回しなのでしょうか? それは、自分の裡に秘めたる「肉」の部分を観客にさらけ出すという事なんだ…

「皮膚」を脱ぐ為の表現行為 No.1

あらゆる生物には、「皮膚」という臓器があります。この皮膚を通して、生物は、敵味方、必要不必要を識別して、個体を維持しています。特に、人間に関しては、この皮膚という臓器に、様々な意味合いを含意させています。皮膚があって初めて、他の個体に触れ…

サービスはタダという意識について

日本人は、ちと働き過ぎなんじゃないか? そう周りの国からよく言われているみたいですね。でも、あくせく働く割にはなんだか景気もアレだし、最近は国際的な経済ランクの方も? みたいな事もありました。こんなにみんなが働いてるのになんで? その原因を探…

被災者にこそ、性欲を満たす為の支援が必要ではないか 〜熊本地震で思う事こと〜

被災地域への支援というと、食料とか衣服であるとか、最近では女性の生理用品の事とかも話題になってるみたいですね。でも、みやすけは一連の報道で、ふと疑問を感じました。じゃあ、被災地域の人たちって性欲はどうしてるの? と。 性欲とは人間の三大欲求…

犯罪を防ぐ為に大切なこと 〜犯罪を通して苦境から人を救う眼を持つこと〜

officerico.co.jp 前もって伝えておくが、みやすけは、犯罪者が、単に人権が守られるべき存在だからだとか、可哀想な存在だからだと擁護したいのではない。 よく巷の人々は、犯罪者は異常だから厳罰を死刑をみたいな、スローガンを掲げたがる。が、とうの犯…

現代の政治で国民は平等になれるのか? 〜「地域スケール」と「政治的ビジョン」から見た対立という構造〜

最近のマジョリティとマイノリティで問題に感じるのは、地域性と政治性の両テリトリーが占めるフィールドをごちゃ混ぜにしてる所ではないかと、みやすけは思っている。人間が、ある地域に包括される事と、ある権力者が一国を統治する事は微妙に違う。それを…

人間が人間を裁く事は可能か? 〜不完全なる人間が、神の視座にひざまずく時〜

本来、人間は人間を真の意味で裁く事は、不可能である。また人間は人間を裁きをしていけない。司法の概念が生まれたのも、人間が人間を裁く際に、度を越した応酬とならないために整備されたものが最初の筈である。このような度を越した応酬は、ネットでの私…

「LOVE & PEACE」は、戦争から世界を救うか?

今回、記事の大幅な改訂により、以下のアドレスにお引越ししました。 よろしくお願いします。みやすけ miyasuke.hatenablog.com miyasuke.hatenablog.com

投票率が上がると政治的パフォーマンスも向上するか?

政治の事を語りたいのなら、まずは選挙に行きましょうと、そして選挙に行かない事は、国民として愚かな事だと、ある人々は言う。しかしそれ以前に、本質的な部分で国民の政治に対するレベルが、週刊誌並みに下落したものになってる感じもまたする。政治家を…

福祉政策の本義を再考してみる

昨今、北欧の福祉がもてはやされているので、ここでみやすけが思う事を書こうと思う。巷には、北欧は福祉が隈なく行き届いている。医療、教育、生活において、その国民は、日本の国民と比べて、比べ物にならない程の高福祉の制度に守られ、人々が幸せに暮ら…

ダイバーシティは社会を多様にするか?

<a href="http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1309/11/news002.html" data-mce-href="http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1309/11/news002.html">宋文州氏が語る、日本人が「多様性」を受け入れられないワケ (1/5)</a>bizmakoto.jp 結局、ダイバーシティの機能性を重視するあまり、その目的である経済的価値の方が神聖化してしまい、その結果、地域というものが蔑ろにされてしまう可能性がある。また、経済的…

合理性と死への快楽のエロティシズム 〜理性に緊縛された肉体は絶えず死を希求する〜

人間は他者を求めるとき、そこに自分の身体、精神の総てをその他者のイメージの中に投影しようとする。肉体が他者を求める衝動は、絶えず人間の存在を揺るがす。他者を愛するとは、自己の存在を総て、愛する他者の体内に浸透させようとする企てだ。愛の中に…

大量生産の論理は経済を成長させるか 〜「モノの取捨」から見る経済成長論〜

経済の循環というのは、いわば生体のリズムと同じである。一個の生体はその生命を維持するために、モノをしきりに食べ、それらを使って絶えず代謝をしなければならない。が、その代謝には、必ずや老廃物が伴う。そしてその老廃物は、身体の外部に排泄されな…

痴漢問題を少し考えてみる 〜なぜ「どうせ冤罪でしょ?」と云われるのか〜

「痴漢? どうせ冤罪でしょ?」といわれるのには、それなりの動機がある。それは実際冤罪が多いという事にある。巷では、このような周囲のからかいに腹を立てている人も居るだろう。しかし当方が本当に考えなければならないのは、「どうせ冤罪でしょ?」と揶…

絶対性の凋落、無限に相対化する社会に生きる 〜なぜ若者は自己肯定感が持てないのか〜 No.2

そのような高度経済成長期の時代の栄光も、ついにはイデオロギー集団の絶対的な構造と共に崩壊に向かう。それにも関わらず、その絶対的な集団の「意識」だけが残滓として遺った。そしてその当時のポジティブな差別化の構図と、その力学の原理が、そのままの…

”ジャパン・アズ・ナンバーワン”の栄光と影 〜なぜ若者は自己肯定感が持てないのか〜 No.1

「少年よ大志を抱け」という言葉にあるように、若者というのは、壮大に夢を抱き、またそれを果たすように期待される。しかし、あらゆる世界で、己が自由に大志を抱けるには、自分の信念の安全性が保障されていなければならない。また人間は、素っ裸な姿では…

人間の権利について 〜永久の人間の尊厳を生きるとは〜

近年、巷では「平等」「自由」「個人」や「基本的人権」が、よく叫ばれている。しかし現在での、これらの言葉は、様々な思惑を浸透させた作為的なものになっている嫌いも、度々感じている。詰まる所、これらの言葉を「武器」にして、自己主張をする為のもの…

子供に寄り添う教育的カリキュラムとはなんだろう 〜「教育」の意義を考えてみる〜 

現代の公的教育というのは「知識」や「社会的規範」それに「基礎体力」というように、社会生活を送る上での基礎力を育成する上で組み立てられたカリキュラムで、その中でも学校教育という制度は、社会的人間性の育成を目的としているものである。 仮に、社会…

すぐにキレる人は、なぜ増えたか? 〜関係性の問題から「怒り」を再考してみる〜

現代の社会では、すぐにキレる人が増えていると言われている。そして、その原因を、あるメディアの言論人によれば、キレる側にこそその全ての過失があり、それは自身の怒りを表現する言葉のボキャブラリーが貧困だからだと云う。そして巷の論壇では、まるで…

憲法9条を持つ意義とはなんだろう 〜集団的自衛権と戦闘参加〜

過去の自衛隊については多くの議論がある。その自衛隊についても、過去から現在にかけてそれは善くも悪くも国際社会に貢献してきただろうと思う。現に、9.11同時多発テロ事件を受けて当時のアメリカが報復措置としてアフガニスタンへ侵攻した時、アメリカ軍…

文化の純粋なオリジナリティは成立するか

その民族のオリジナリティは、他民族からその文化を輸入したものが多く存在する。例えば、日本の文化には、宗教的にはインド仏教学や儒教などの中国思想のような、他文化のオリジナルが多分に影響されて形成されているのが見られる。文化の形成には、他文化…

貧困問題の問題について 〜所得格差是正によって、本当に貧困は無くなるのか〜

ここ最近、いつの間にか、「貧困」と「貧乏」のニュアンスが、ごっちゃに使用されてしまっている感じがする。みやすけが思うに、単に所得の高低差だけで、貧困問題を語るのは、とても危険な事だと思う。例え、貧乏でも自己肯定感や、居場所がある人も居るし…

悲劇的リアリズムを生きる 〜IS(Islamic state)と若者〜 No.2

今回、記事の大幅な改訂にあたり、以下のアドレスにお引越し致しました。 何卒、よろしくお願いします。みやすけ miyasuke.hatenablog.com

正義が悪を欲する世界 〜IS(Islamic state)と若者〜 No.1

今回、記事の大幅な改訂にあたり、以下のアドレスにお引越ししました。 よろしくお願いします。みやすけ miyasuke.hatenablog.com

体制を「ケアする」とはなんだろう? 〜新自由主義を生きるための小論〜

現在、新自由主義が政府によって推進される中、競争原理は日々激化して行くばかりである。その現状に、様々な懸念や批判などが巻き起こっている。しかし、日本の現状の経済の状態を見れば、そのような動向も決して青天の霹靂なのではないと思われる。経済成…

大きな政府に依存しないための方法小論 〜循環経済は、自分の行動で巡る〜

これからは新自由主義がより先鋭化して行く時代に入ると思われる。その渦中で、社会保障費は、徐々に削られて行き、これからの政府の国家予算案が、経済成長優先の編成に組まれて行く事は、確実である。またこのような流れに抵抗するのも、一つの手段かも知…

男性のDV被害はいかにして隠されるのか ~男女の被害意識の相違~

離婚、うつ、死亡事件まで発生…DV妻に苦しむ男が急増中!?(1/3) | ビジネスジャーナル 当たり前だが、女性でも暴力は振るう。しかし女性の暴力は、メディア上にはあまり表面化しないのだ。なので、その潜在数はとても多いと思う。その根拠は、男性のお笑い…

歴史を学ぶとは 〜歴史とその時代の論理構造を知ること〜

この前、たまたま出逢った人が、歴史を学んでいるらしく、さも自分の習った知識やら認識に誇りがあるように、現在、社会で起こっている社会現象を、その問題とされる事例や引用を多用して、切り込んでいた。その人の、あまりの自信と、そのざっくりと問題に…

反原発派はなぜ敗北したのか 〜イメージと信頼関係〜

福島の原発問題のようなひっ迫している現実を争点にし、それに世論でも原発に対して問題意識がかなり高かったのにも関わらず、反原発陣営はボロ負けだった。なぜだったんだろうかと、みやすけは首をかしげるが、反原発陣営の面々を見ると、なるほどな、と感…

生を歩む途の途上で 〜郵便的不安と彩りのファンタジー〜

どのような人生にも、それなりのファンタジー性や非日常感は必要不可欠なんだろう。今、東浩紀さんの本を読んでいるが、みやすけは彼の世界にどっぷりと浸る事で、一体何を得ているのだろうか。果たして、その世界の中でテクストから滲み出る匂いに悦楽を感…

バラエティ番組化するニュース報道 ~消費されるだけの不幸~

【テレビのミカタ】”集団強姦”容疑で「逃走中の男」 身柄確保の映像でNHKが圧倒的! フジも大健闘 ほとんどの犯罪というのは、リアルの不幸の成れの果てで起こる事が多いと聞く。つまり新聞の一面や、テレビなどの映像表現では、到底語り尽くせない当事者の…

知識の信憑性とは何だろう 〜ネットを通じて拡がる学術の可能性〜

最近は、Twitterとか個人のブログの方が、思想的な刺激を受ける事が多くなってきた。これらはいわゆるネット情報とか言って揶揄されるモノだけど、ネット情報を揶揄するといっても知識の「信憑性」が、という程度の次元の話であって、それらを「発想」という…

確率論的統計学の手法についてのメモ 〜客観性から主観性へ〜

批評家たちの創るストーリーは、読み物としては面白いものが多いけど、それが現実的かと言えば、何だかなって思う訳です。社会の多様性は、確かにあると思います。でも、それを認識するだけの能力も方法も、今の人間には備わってはいないように感じます。な…